新府内録 社長の窓

第45回コラム「デバイス新時代①:DXからHX(ヒューマントランスフォーム)へ」

2020年もいよいよ師走に入って早半月となりました、日に日に寒さが増しますが皆さま如何お過ごしでしょうか。

 

諸々予想だにしなかった一年でしたが、先月(11月)は土日含めた毎日のオンライン会議ラッシュで、今年一番の忙しさになったと同時に昨今から持てはやされる「DX=デジタルトランスフォーメーション」の恩恵を数多く受け、未曽有のパンデミックが生み出したクラウドオンラインの重要性を痛感出来たと思います。

(中略)日経平均株価もおそらくDXがもたらす裾野の広さなど(中略)で、10月対比より一気に1000円以上の値上がり~一方で一部のメディアでは急降下を続けている内閣支持率、ついに支持を不支持が上回ると言うある意味不幸な経過も散見した、これまでの動きです。

そんな12月の私的ビックニュースは何といっても、キャリアスタート以来初となる12月11日からコンファレンス先行で開幕した「セミコンジャパン2020バーチャル」への初登録。

自身にとって1990年代から2000年代に掛け、抱える業務大多数分野であり鍛錬をも与えられた(主に国内)半導体関連分野専業ベンダーが軒を連ねる、オンラインエキスポに時節的なもので何故に出席叶わなかったのが、オンライン開催により待望の閲覧と言うこれまたケガの功名的産物です。

それほど個人的思い入れみたいな、セミコンジャパン2020バーチャルを通じた業界そのものの展望については次回更新予定の「デバイス新時代②」で詳しく触れようと思います、セミコン50年は一言で「ハイパワーウォーズ」の様相です、そんな群雄割拠を間近で目撃し続けた感想や微力ながら今後も関わり続ける理由を、独自視点で論評致します。

 

少々前置き長くなりましたが、今回は視点を変えてデバイステクノロジーがもたらすその波及効果を、クラウドオンライン(システム)がもたらすDXを通じた目線で解読します。

現代は大手企業を中心に業務そのものがデジタル化されています、更に年初からのリモートワーク進展でその普及スピードは一説で「2年分」進行したというのも納得出来るでしょう、問題はその効果が国内中小企業にも発揮出来るか、先般より自らモーションを掛けた結果では(地方を中心に)依然として二の足を踏んでいる様な印象を受けます、それはその通りです。

 

ファミリービジネスが大多数を占める中小企業分野では、社歴を介したエッセンスを確立しており各々の経営環境から容易にコストを掛けられない事情があります、先の見えない時代だからこそ「何かのきっかけ」を創出出来ないか、自分としてはそれらを「(オリジナルでの)優れたプラットフォームシステム」で限界突破したいと計画しています、来年にはその一端をご紹介する予定。

その過程で、秋口から10を超えるオンラインエキスポに出席登録しては各々ITベンダー企業からのフィードバックオンラインMTGを通じ、今後のビジネスアライアンスを考察すると言った作業を繰り返していました、これが忙しさの一因。

本来であれば移動コストと時間を用いながら直接共有するのが良いでしょうし、気持ち的盛り上がりもあると思う一方、オンラインでもその何割かは図れるでしょうし、何よりも「作業スピードを飛躍的に進展させる」その効果は絶大と個人的には捉えます、お陰によりここ2ヶ月余りで実に半年分以上の社内仕事量をこなしたと断言したいくらい、グローバルビジネスにとっての神器みたいなものでしょう。

その中の大手DXベンダー企業に「セールスフォース・ドットコム(日本法人)」があり、多くの企業群に交じり現在も種々オンラインMTGを繰り返しているところです。

この企業を大変遅ればせながら知ったのと同時に、企業そのものも先方からの初回アプローチにて認知したと言う”進取の気概を標榜する”割には、いささかお粗末な経緯ではあるのですけど、相互共有するに連れ米国を代表するグローバルIT企業であると同時に、世界一の(一部カテゴリー)マーケティング提供企業と言う概要に正直驚いた印象です、最近では同じくオンラインチャットツールの「Slack」を2兆円余りの巨額資金で買収したニュースで有名。

(写真は、日経新聞オンラインより引用)

ご紹介に甘んじ、今週のオンラインイベントやそれに続く「ドリームフォース」なる米国本社発のセッションも閲覧して、CEO兼ファウンダーのスピーチや買収したばかりであるSlackのCEOもスピーチしたりで、醸し出す独特の世界観に引き込まれそうになります。

特に感心したのが、システム関与先企業のメインキーパーソンを独自の呼び名で「トレイルブレイザー」と称し、パートナーシップとして紹介するところやあらゆる人種を分け隔て無くコミニュケーション取っていくプロセス、とてもファニーなキャラクターを伴う極めてフレンドリーなアプローチが、米国(東西)沿岸部特有のリベラルマインド的要素を伴ったものかなと思いました、更に言うと昨今の代表的な米国IT企業群は概ねこの思想に沿ったものと推察するし、今回行われた大統領選論戦に於ける(以下割愛)最たるものではと感じました、とにかく米国企業とは思えない(垣根を超えた)大家族的オープンスタンスです。

そんなセールスフォース・ドットコムにどうやら、地元の第一地銀が関連他社を伴う形で(対象に拘わる)業務提携を昨年締結したのには、いささか驚いています。

一言で「そこにコストを払うの?」、その様な当該のローカルエクセレントカンパニーだからこそ自前でマーケティングすべきと思うのは、当方だけでしょうか。

 

ところで余談ですが、弊社担当氏はなんと地元出身・製造業出目・公立進学校のラガーマンと言う何ともこれ以上無い組み合わせ、さすがの配置と思っているところ(笑)。

いずれにしても優れた汎用性と迅速なシステム生産性は当方も強く認めるところであり、どの分野で最大の相乗効果を引き出せるか慎重に見極めているところです。

ケガの功名と言うべきか、コロナ太りとの浅ましい虚言も独り歩きもする今年ですが上場企業を中心としたリモートワークを通じ、確実に業務のデジタル化を主眼としたDXがCX(=コーポレートトランスフォーメーション)になり、それがHX(ヒューマントランスフォーメーション)になる日もそう遠くないだろうと思います。

言わずもがな、2000年代より本格普及したインターネットや急激なSNSの普及は世界中全てに機会の平等をもたらし、新しいビジネスの可能性を感じさせるものです。

その一方で古き佳き慣習が廃れる危機感や得難い成功体験を意識させている内に、携う先進国による企業活動(市場醸成)でDXを生み出すハードウエア主導権を巡る最前線の攻防が、個々のデバイスを中心に繰り広げられており激しさを増して来ました。

技術の進歩は「少しの確率でも可能性があるからこそ」、これを踏まえて如何なるソリューションを提供出来るか。

デバイステクノロジーとDXが温故知新を伴い紐づいたその時、自分たちのHX(ヒューマントランスフォーメーション)は大きくフォワードする筈です。

 

そんなデバイスを伴う半導体分野について次回、展望してみたいと思います。

(本コラムは個人の主観に基づきます)

 アガワ・ハイテックソリューションズ株式会社
代表取締役社長 阿川 丈生