新府内録 社長の窓

第36回コラム「先ずはビジネスプレーヤーたれ!」

待ちかねたオリンピックイヤーの2020年のお正月、皆さま如何お過ごしでしょうか、幸いここ大分市は元日から晴天に恵まれて、初日の出を拝めた方も多かったでしょう。

さて、こういう立場上各方面からビジネスに関する、座談会的集まりのお誘いが来ております。

ただ、そのタイトルが「イノベーション云々」なら、まだトレンドセッター的でマシなのですが、中には「革命」等と言った聞きづてならぬタイトルの集まりもあり、随分となんだなぁ的戸惑いも散見します。
 

 

ご承知の通り、国内で言うところ平成時代30年間で、分りやすく言えば世界市場での経済的立場が、相対的に低下してきました。

企業主義からいわゆるフリーランスの時代へ、ハードウェアからソフトウェア主導へ、と言った感じでしょうか。

国内に於ける起業数がそれほどでもないのに、やれ「起業ブーム」とか、妙にビジネス分野全体を俯瞰したがる、ホリエモンを始めとした自称「クリエーター」とかが、何だか持て囃されています。
 

まるで「ニワトリが先か、タマゴが先か」的議論。

ビジネスたるものあくまで、演習ではなく「実戦」なのです、この事は先ず強く申し上げておきたい。
集団になり議論を尽くしたところで、結局時間を無駄遣いするだけ。
本来は極めて孤独感漂う地道な取り組みである、そこに気付いている方は少ないのだろうと、思います。

加えて、「革命」のタイトルを付けたところで何を持ちそう文言するのか、単なる言葉遊びしか無いと自分は断言します。

 

少なくとも2010年代からこれらのタグが、地元大分市内でも囁かれるようになりました、それだけローカルビジネスマン(とあえて記述します)グループが、多少なりとも先鋭化してきたとも言えますけど、そこから先のビジネス展望が明確で無い限り、「絵に書いた餅を描くばかり」でそこに満足するだけと言った事に他なりません。

加えて、想い描くビジネスの取り組みが未達のまま、クリエーターを気取ったところで、ただの目立ちたがりとしか自分は見えないと思います。

「イノベーション」の文言も、「革命」の云わばハッシュタグも、自分が述べるので無く「このビジネスはその分野に於ける、大きなイノベーションだった」とか、「新たに始めたビジネスは、既存のカテゴリーに於いて革命を起こした」と、第三者なりオーディエンスが声を発する事により、初めて生かされる言葉だと思います、決してタイトル的使い方では無いと。

「あれこれ物事を俯瞰したければ、先ずは自らのビジネスを極めるべき」。
新しい物事の始まりは、いたずらに群れを伴うものであらず、孤独かつ過酷な作業から生まれるものです。

「ビジネスは演習では無く、実戦である」。
イノベーターである前に先ずは、優れたビジネスプレーヤーであるべきと自分は考えます。

【本コラムはあくまで執筆者個人の、見解や推測に基づくものです】

 アガワ・ハイテックソリューションズ株式会社
代表取締役社長 阿川 丈生