新府内録 社長の窓

第31回コラム「不確実性の時代へ出来る事とは」

昨年12月次以来、実に5か月ぶりに平成時代最後の新社長コラム更新をさせて頂く事と、なりました。

この間、弊社ウェブサイト運営企業が新しくなりまして、既に今年3月1日より東京都千代田区のIT企業が担当しております。

昨年8月1日に、ウェブサイトリニューアルをしたばかりですが、更なる企業発信を行うべく、極めて異例ですが契約変更を踏まえた上で、新たな体制を発足致します。

ちなみに、当該企業さまは今後弊社ITビジネス戦略の一翼を担う、重要なキーパーソンとなります。
現時点でまだ内容は明かせませんが、事業見直しも含めて皆さまへ新たなご報告が出来ます事を、楽しみにしております。

これからのAHSに、どうぞご期待ください。
 

さて、社長コラムも数える事、第31回となりました。
おさらいとしてタイトルにあります「新府内録」とは、前職時のウェブサイトから執筆してました「府内録」のバージョン2.0版と捉えて、差し支えありません。

江戸時代の大分市中心部、「府内藩」の居城「府内城」の仮想天守閣から見た景色を見立て、時勢を全方位的に鋭く考察する目的が本コラムの狙いです。

バージョン2.0版では以前(前職時代)と比べ、カバーする業種やエリアが格段にグローバル化して、より広範な視点からコラムを論じられる様になりました。

自分でしか執筆出来ない内容を目指し、再び初心に返る心持ちでお楽しみ頂ければと思います。

で、折しも時代は30年余り続いた平成から、令和へ。

自分の人生チャートで言えば、昭和時代に生まれ育ち人格形成され、平成時代の始まりと共にビジネスキャリアスタート、終盤ではまさかのキャリアチェンジを迎えて、更なる高みへ邁進する日々、しかしながら一連の流れが平成時代へ合理的に収まり、結果的には良かったかなと思います。

それらを踏まえた令和時代は、いよいよこれまでのキャリアが総括される機会。
ここでひと花を咲かせるか否か、培った叡知が衆目へ試されます。

この30余年間に一番進んだのは、何と言っても「インターネット勃興に伴う、急速なグローバル(経済)化」に尽きるのではないでしょうか。
加えてそれが故に、グローバル化への揺り戻しがナショナリズムに代表されるアイデンティティー再考を促し、「不確実性の時代へ立ち向かう、衆目の拠り所探し」へ勤しんで行く。

近年の極めて余裕無き時事情勢を鑑みると、正に不安定な心理現象が引き起こす一連の動作と言えるでしょう。

ビジネスモデルも(極端に例えると)、より拝金かつ効率的な確実視されるものへ変化、国内に限って言えばそれら創造的に構築する機会が、年を経て少なくなっている感があります。

自分的には一向に面白くない、非常にツマラナイと思う瞬間です。

辞世の句「おもしろき無き世をおもしろく」が有名な、尊敬する長州藩士の高杉晋作は、少ない確率でも可能性に賭けて絶対に「困った」と言わない人格でした、仮にも困った時は「死ぬ時」だとも。

東行さん。その拠り所は「自らを引き立てる"志"・長州藩、強いては日本国に酬いる"孝"」であると言う事です。
少々精神論になります、何かを思いやるその強い気持ちが世の中へ役に立つ、達成するまで決して諦めないその覚悟。

現代にも学ぶべきものがあるのではと、思います。

ITがもたらすグローバル化へ取り残された人たちがもたらす、地政学的に不確実性な時代。
最終的には自らのチカラで克服しなければなりません。

そのヒントは見えないものを諦めず読み通す「志」と、自我を極力抑え、世の中の役に立つ叡知を生む「孝」にあると考えます。

自分を知って欲しいから自我に走り、欲のままに突き走る。
確かに生きて行くには不可欠かもしれません、しかしながらそれが故に多くの摩擦を生む。

令和を向かえるにあたり、今一度それら道徳科学的な理論を考察して、高度な均衡を保てるような時代であって欲しいと心から願います。

己の目の黒い内に、次の改元も必ず見届けたいと思う今日この頃です。

 アガワ・ハイテックソリューションズ株式会社
代表取締役社長 阿川 丈生