新府内録 社長の窓

第27回 平成時代の30年間

弊社ウェブサイトが完全リニューアルして、最初の社長コラムは、来年4月末日(平成31年)で30年余りの元号に、ピリオドを打つ「平成」について、自分なりに振り返ってみたいと思います。

今年で満48歳を迎える当方は、昭和45年(西暦1970年)の7月生まれです。そこから18年ちょっとは過去最長の元号である、昭和時代で過ごしたと言う事になるでしょう。

激動の歴史を歩み切った昭和から平成へ、自分のビジネスキャリアは平成の始まりと共にスタートを果たします。

当時、国内人口構成の変遷から、いわゆるバブル景気が弾けても、正確には我々の少し下である、団塊ジュニア世代がフレッシュマンとして、活躍し出して以降地方では、2000年頃までまずまずの好況を呈し、それなりに忙しくさせてもらった記憶が、現在も色濃く残っています。

「地平天成」を由来に持つ、この平成とは一体なんだったのか、国内ならではの慣習でありますけど、ある意味「次なる時代への過渡期」だったと、振り返る事が出来るでしょう。

昭和から平成、そして次なる元号へ。

自分にとっての「平成」とは、とても意義深い30年間だったかなと、総括出来るでしょう。

総中流階層から上下、特に下流へ流された市民層のどれだけ多い事か、黙っていても良かれと言われた、年功序列雇用から世界経済のグローバル化に際する、視座の広範へついて行けず、翻って極端なナショナリズムへ加速して行く事は、何とも皮肉な限りです。

自分自身に取っても、これら急激なビジネストレンドの変化に対し、特にこのリーマンショック以降の10年間は、何を成すべきか問答を繰り返した様な気がします。

現在は国内経済に於ける、俗に言う長期政権の恩恵で、内需活性化策がようやく端緒に付き、景気拡大期が延べ戦後最長を超えたとか、言われている処です。

その一方で、国民による財政支援(負担でしょうか)は、昭和を遥かに凌ぐ規模へ一気に躍り出ました。

それが所得格差拡大(生活保護受給者拡大含む)であり、若者を中心としたクルマを代表とするモノ離れであり、ついては仕事を求めた首都圏人口への、一極集中加速化へ露実に現れています。

国内起業数の低迷は、平成を象徴する統計でしょう、即ちこの30年間でチャレンジマインドが、急激に萎縮して来たと見るべきです。

「おもしろき 事も無き世を おもしろく」

当方が敬愛する高杉晋作(東行)が詠んだ辞世の句です。

「攻撃は最大の防御」とは言っても、やはりビジネスは精神状態が麻痺しやすい資金繰りを気にするよりは、確たるビジョンを自ら思い描き、新しい道筋をイメージトレースした方が、良いに決まっています。

今回AHS2.0として、toCの代表格である通販事業を開始、バイオソリューション事業と合わせ、三つの事業を新たに展開して行きますが、あくまでメインはtoBの(モノづくり系)ビジネスソリューション事業です。

※今回CIマークへ、新たにグリーンを配したのが、バイオソリューション事業としての、証になります。

会社設立からどうにか3年目を迎え、これまでの企業理念を再定義する上で、AHSの創業理念と、社是(会社のあるべき姿)を、これを期に新制定致します。

今後の事業推進は、これらの文言一つ一つを思い描きながら、顧客さまやステークスホルダーさま、更には自らの社内に向けての主要な羅針盤となりましょう。

様々な柵から精神性を守勢メインで、取り立てるのも大切な事ですが、来るべき新しい元号制定に向かう上で、自らを統括・再定義しながら、更なる高みへ向かって行く務めを果たして行くのが、何よりと考えます。

先ずは50年の総計へ。

皆さまと手を携えながら、厳しい現下でも内需拡大を目指し、更なる事業推進をお約束致します。

スタッフ一同、どうぞよろしくお願いします。

 アガワ・ハイテックソリューションズ株式会社
代表取締役社長 阿川 丈生