新府内録 社長の窓

第22回 プロフェッショナルを改めて考察する

8月のイベントである「お盆」も終わった途端、大分市内も朝晩は随分と涼しくなりまして、季節が移り変わる早さを実感しているところです。
皆さまは如何お過ごしでしょうか。

ところで先月末に当方へ、東京都内のとあるメディア企業担当者さまから「企業取材の申し込み依頼」が舞い込んで来ました。
何でも弊社ウェブサイトを閲覧していたらしく、中でも看板バナー(コーナー)である小欄「新府内録 社長の窓」を毎回拝読している内、 「こんなコラムを執筆している経営者へ、一目お会いしたくなった」のだそう。
勿論光栄な事であり、弊社を他の宣伝媒体でPRさせて頂く絶好の機会ですので是非とも。
と思いたい処ですが、やはりここは創業して未だ二年余りの企業(決算期としては、既に三期目)、まだ公表出来るようなコンサル成功例他、 然したる事業実績も皆無であり正直お受けする状況に無い事は明白です。
幸い、運良く現在は数多くの開発途上で秘匿事項ばかりの、商材発売に向けた販路展開案件を数多く頂戴し、 本来実行すべき弊社(当方)企画の(同じくモノづくり分野向け)オリジナル開発持ち込み事案を、後回しにして推進している状況。
再三申し上げている通り、自らの企業理念を実現させる手段として、よくある客単価ありきのビジネスでは無い為、 各方面を網羅すべく長期的視点で事業展開する一方、一企業として売り上げ&収益も確保しなければいけないので、ある意味やむを得ないとは思っております。

そんな意味もあり、しかも対象取材媒体名が「ザ・プロッフェショナル」と言うのもあり、 お盆休みも挿みながら途中北九州市~四国・中国地方方面出張時の移動(運転)する車中で、自分なりに定義を考察してみました。

当方が歩まさせて頂いたこれまでの経歴は、別欄をご参照頂くとして自身は既に恵まれた線路上での事柄であり、 ただ「先代社長の長男」と言う極めてつまらないポジションを少々ひけらかしてもいたので、本当に衆目へ誇れる実績が乏しいと想っています。
ですけど幼少からこれといって躾をされる機会も無く、事実上「自立した考え(不文律や審美眼)を持って、歩んで来た」せいか、 知識も去ることながら極めて広範なコミュニケーション術を習得している(よね)と、両親からは珍しく褒められた事もあり、自然と解決して行く術は備えて行った様です。
術とは何か、「揺ぎ無き主観(剛)と、相手の話を聞く(柔)を上手く使い分け、対象たる知見や経験則を組み合わせながら・・・、 確固たるアプローチを出し続ける」事に尽きるであろうと。

ここからが大切で、時間が経過しても「絶えず振り返り、その意思が正しかったかを検証する」作業を、当方は心掛けています。
大抵覆る事はありません、これってさり気無い特技でしょうか。

翻って21世紀も既に17年が経過し、さしものモノづくり分野も多様性が叫ばれて久しい昨今。
それらを踏まえ、当方は自らしか持ちえないであろう、前職以上に企業経営や持てる知識(知見)・経験を弊社へ投入し、 結果「プロフェッショナル」に徹したいと結論付けたいです、独自の価値観を更に高め、生き残って行く為の切り札として。

オンラインで定期購読している、会員交流型ビジネスSNSサイトの記事でプロフェッショナル定義に関する、興味深い記述がありました。
→組織の為では無くクライアントの為に務める事、高度の専門知識や専門技術を携えている事、
 職業倫理に習い自ら律しながら行動する事の、三つが備わっている人物が「プロフェッショナル」を指すのだと。
→組織の指示を待つのでは無く自らの知識や洞察、そして倫理規範に基づき自己判断で正しい選択を行う事。
→特にリーダーたる経営者は、最も高度なプロフェッショナルとして株主の利益に基づき、
 絶対的な倫理観を発揮して高い決断力を発揮する。

以上結びとして、当方しか知りえないこれまで培った専門知識や経験則を持ち合わせ、 クライアントや社会の新しい価値観を導き出せる「プロフェッショナル」でいたいなと、改めて考えます。

── 今回コラムのまとめ ──

  • 企業経営とはテクニックもさることながら、「経営者の想いをマーケットに問う」ものである。
  • 毎回思考と総括を繰り返す事で、意思の精度を高めて行く術を心掛けたい。
  • (時に必要ではあるが)受動的にでは無く、至って能動的に動く事がプロフェッショナルへの道であるのかなと。
 アガワ・ハイテックソリューションズ株式会社
代表取締役社長 阿川 丈生