新府内録 社長の窓

第15回 見つめよう、自分のルーツ

皆さま、改めて新年明けましておめでとうございます、
引き続きよろしくお願い致します。

昨年一年間の安寧と今年一年間の飛躍を願い、決意も新たにお仕事へプライベートへと、励んでいる事でしょう。
言われています通り、年末年始は家族やそれぞれの親族が一同に会す良い機会です。
日常社会でとかく乱れ易い、自身の云わば思考回路を整える事で、絶えず変化を続ける情勢にも心幹を乱す事無く、対処する。
これまで変化ばかり続けて来た、自分の様な境遇にとても有効です…。

そんな中、今月(2017年1月)は現在プロジェクトが進行している、別府市のクライアント企業様の勧めで、 地元大分市郊外「戸次=へつぎ」にあります、歴史的建造物「帆足=ほあし本家」に行ってきました。
紙幅の都合上、概要は割愛致しますけど~その多くある建物は、江戸末期から明治初期に掛けて建造されたもの。
現在大分市南部の玄関口として多くの武士や商人が立ち寄った、この箇所でいわゆる観光やその豊潤な土地柄を生かした酒蔵で財を成す、 帆足家当時の隆盛がここにそのまま、残存されています。
こう言った事を現在まで全く知らなかったのは、人生の不覚と思ってなりません。

郊外とはいえ、この大分市内で由緒ある建造群に自分は一瞬で、呑まれてしまいました。
幸いこちらにいらした、当主の奥様にお話を伺う事が叶い大変感銘を受けた次第です。
曰く、この建造物群を「自身の手で生かし、お客様達をおもてなししたかった」との事。

それらを生かした和洋食や同じくスイーツは、当主夫妻の長年培ったアイデアの賜物。
平日でしたが、多くの観光客(殆どがリピーターだそう)で賑わう帆足本家の母屋縁側から眺める、日本庭園に「古き良き文明開化」の息吹きを感じたのは、大いなる収穫です。 繰り返し述べますが、ここは戦時中の大分大空襲を運良く逃れられた、大分市南部郊外の一角。 酒蔵は大分市(大分市教育委員会)に寄付され、無償開放しております。 お時間ありましたら、是非とも訪問されては如何でしょうか。

── 今回コラムのまとめ ──

  • 変化の激しい時代だからこそ、自身の審美眼を磨き上げる、年末年始はそれらを養う良い機会。
  • 絶えず趣がある「帆足本家」の建造物群は、由緒ある素材と着眼点豊かな、当主の秘めたるDNAが生んだ賜物。
  • 今年のコラムはそれらから受けた、感想的エッセイでスタートです。
 アガワ・ハイテックソリューションズ株式会社
代表取締役社長 阿川 丈生